高野山所在史料の調査・撮影

一九九〇年三月五日から七日まで、高野山大学および高野山霊宝館に出張し、宝生院宥快の関係史料を中心に調査・撮影した。採訪した史料は、七編之二六、応永二十三年七月十七日、高野山宥快寂スの条に収載する予定である。なお、調査・撮影にあたっては、高野山大学の武内孝善氏に多大なご協力を仰いだ。記して謝意を表したい。
○高野山霊宝館(和歌山県伊都郡高野町高野山)
 宥快画像は、金剛峰寺の所蔵であるが、当日は、金剛峰寺ならびに霊宝館の御高配により、霊宝館での撮影を許された。
一 宥快画像                               一軸
○高野山大学附属図書館(和歌山県伊都郡高野町高野山)
 以下の史料のうち「伝法灌頂日記」と「伝法灌頂授与記」は高野山三宝院の所蔵、「諸折紙」は金剛三昧院の所蔵であるが、現在は、いずれも高野山大学附属図書館に寄託されている。( )内は、同図書館での整理番号である。

『東京大学史料編纂所報』第25号